第6回 東後先生の英語勉強会 1月28日
1.「フーテンの寅さん」のシナリオ英語版
シニア向けの英語の教材を探していました。この「フーテンの寅さん」の英語版がシニア向けのいい教材になるのではないかと考えています。先ずは、皆様のお考えを教えてください。
2. Food for thought Don’t look a gift horse in the mouth.
人から頂いた馬(贈り物)の口の中を見るな。という意味ですが、贈り物の品定めをしてはいけないということです。馬の口を見ると、馬の年齢が分かるということからこのような言葉が生まれたとのことです。
また、Hobson’s choiceという言葉もあります。Hobsonという人はお客さんに馬を選ばせなかったと言われており、That’s a Hobson’s choice. とは「選択肢はない」という意味です。馬に関する表現としては、He is like a horse.という意味は「彼はよく食べる」ということです。She is like a bird. は「彼女はあまり食べない」という意味になります。
3.コミュニケーション
前回、sense(言葉そのものが意味するもの)とforce(伝えたいこと)についてお話しました。言葉を使用する時には目的があります。
中学校の英語の授業で、先生が何度も、This is where I was born. という言葉の説明を行いました。この文の「where」は関係副詞と言われています。別の言葉に置き換えると「a place in which」の意味になります。関係副詞を教えるために先生は何度も黒板を叩いて説明された訳です。何度も黒板を叩いたために帰国子女の生徒の一人が、申し訳なさそうに先生は黒板の上で生まれたのですか?と質問しました。先生の目的は生徒に関係副詞を教えることにあったのですが、「This is where I was born」という言葉を何度も黒板を叩いて説明されると、先生は黒板の上で生まれたということになってしまいます。コミュニケーションの面白いところです。
会話には「協調の原理」があると言われています。哲学者のGriceは四つの会話の原則があることを提案しました。➀量の原則:必要なだけの情報を与える。
➁質の原則:正直に話す。➂関係の原則:関係のあることを言う。
➃話し方の原則:はっきりと簡潔に言う。
タクシーに乗った場合のコミュニケーションを想定してください。お客は運転手に必要な情報しか話しません。運転手に伝える情報は正直な情報であり、目的地を正確に伝え、はっきりと簡潔に言うように心掛けます。例外はありますが、無駄な話をすることはありません。
4.節分
すでに皆様に送付されたテキスト(節分)をもとに説明された。
5.発音
Vの逆(inverted V)の発音。/ ∧ / 「あ」に近い発音 「あ」と違い伸ばすことは出来ない。but, cut, putt, duck, done, luck, sun
(投稿:T.U)
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